妊娠中に
風邪をひく
妊婦さんは多いようです。
妊娠中は、抵抗力が落ちているので、普段よりも
風邪をひきやすいと言えるでしょう。
また抵抗力が落ちているが故に、、
妊婦さんの
風邪は治りにくく、長引くのです。
「
妊婦さんは、お腹の赤ちゃんが守ってくれるので、
風邪をひかないものだ。」
ということを信じていて、それを口にする方がたまにいますが、
それは、大きな間違いです。
人は、自分の体の中に異物が入ると、それを排除しようと、免疫が働きます。
風邪ウイルスも異物になりますが、免疫の力で
風邪ウイルスをやっつけるのです。
しかし、
妊娠中は、その、免疫の力が弱まり、抵抗力が落ちている状態になります。
では、どうして
妊娠中は、免疫の力が落ちるのでしょうか。
実は、免疫にとって、お腹の赤ちゃんも異物になります。
つわりも、その免疫の働きによるものが大きいと言われています。
そのままの状態だと、お腹の赤ちゃんは排除されてしまうかもしれません。
それを防ぐために、
妊娠中の体は免疫の力を弱めるようにしているのです。
ですから、
妊娠中は
風邪にかかりやすく治りにくくなるのです。
やはり、
風邪だけでなく、あらゆる感染症にかからないように注意する必要があります。
手洗い、うがい、なるべく人混みを避ける、などの一般的な注意は大事ですね。
鼻うがいをするといいようです。
それから、口に入っても安全と言われている次亜塩素酸水を作り、
それを噴霧するといいかもしれません。除菌、消臭効果があるようです。
普通の
風邪でしたらほとんど問題ないのですが、
高熱を伴う
風邪は、注意が必要です。
妊婦さんが高熱になると、羊水の温度が上昇し、
お腹の赤ちゃんが危険な状態になることもあるようです。
稀にですが、それで、お腹の赤ちゃんをなくした方もいます。
ですから、
風邪だけでなく、高熱の症状がある場合は、
すぐにかかりつけの産科の診察を受けるようにしたほうがいいでしょう。
薬はなるべく飲まないほうがいいでしょう。
そもそも、
風邪に効く薬は存在せず、
風邪のそれぞれの症状を緩和する薬はあります。
病院で処方される薬も症状を抑えるだけで、根本から治してくれません。
治すのは、
妊婦さん自身の治癒力です。
風邪をひいてしまったなと思ったら、
こじらせないようにすることが一番大事です。＜妊娠中に風邪をひいたときの対処法＞① 休養、睡眠をたっぷりとる。② 部屋の湿度を上げる。加湿器を利用しましょう。
③ 体を温める。生姜湯を飲む。
生姜は、体を温める効果があります。
葛湯を飲む。
くず粉が市販されています。
よく産科で処方される葛根湯の葛（くず）です。
くずは、炎症を抑えると言われています。
生姜とくず粉を混ぜた、ジンジャー葛湯でもいいわけです。
長ネギを焼いて、首に巻く。
喉・首を温めます。
④ 喉をいたわる。蜂蜜は、喉にいいようです。
蜂蜜１００％の飴も売っています。
大根蜂蜜もいいようです。
⑤ ビタミンCの補給。ビタミンCは、風邪をひきにくくし、治りやすくします。
蜂蜜レモンのホットドリンクがいいですね。
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